カイワレ日記、、、最終日となってしまいました。
カイワレ日記を楽しみにしてくださった世界中の皆さん、無力な私を許してください。
では
カイワレ日記4日目はじめまーーーっす。
やあ、ガトツ君・・・・

―――ガトツ君は数日で急激に痩せた。
まだスーパーで買ってきてから4日目なのに・・・。
やはり隣から漂ってくる負のオーラに当てられたのだろうか。
では隣の諸悪の根源は青白いモヤシになってるか見てみよう。

!!!!!!!!??????
し、死んでるじゃねーか!
お、落ち着け、、、もしかしたらバベル君は気晴らしに散歩に行ってるだけかも知れない。
お茶でも飲みながら一時間くらい帰りを待ってみることにする。
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一時間後
冷静になった。
何度見てもバベルは死んでいる。
では死因はなにか。
いくら差別された環境に居るとしても一晩で根こそぎ消滅なんてことがあるだろうか?
徐々に弱って萎れていくのが正しい死に方では無いだろうか。
考えられるとすれば、まさか、、、自殺したのか!?
差別されてる状況で一晩での消滅。
現状、自ら死へ向かったとしか考えられない。
なんてこった。こんな、こんなはずじゃ無かった。
バベル君を追い詰めることで困難を打開するための独自進化を促し、
ガトツ君を優遇することで環境面で優れるだけではなく、バベル君に対する優越感や「ああはなりたくない」という焦燥感によるエリート意識でより高みに登ってもらうはずだった。
だが、実際はどうだ。
バベル君は度重なるに耐え切れず自殺。
ガトツ君も心労からか天を突き破るほどに伸びることはなく衰退に向かっている。
ん?
まてよ?ガトツ君からじゃこの間にある敷居のコピー用紙が邪魔で隣がどうなっているかわからないのではないか?

彼は詳細は知らず、隣からの雰囲気だけで事態を想像しているだけなのでは無いか?もしもそうならこれは最後のチャンスだ。バベル君が滅んだという事実を見せつけ彼の内面に衝撃を与えるのだ。俗にいうショック療法というやつだ。
同時に大きな賭けでもある。
だが、今となってはこれしかない!
ここを引けばあとに待つのは緩やかな滅びのみ!!
目を開けガトツ君よ!
残酷な世界の真実を目の当たりにしろ!
そして君がこの狂った世界を変えるのだ!

カイワレ王に、君はなる!!


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1日目 |
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4日目 |
4日で枯れました。
慈悲はない。
カイワレ日記最終日
終わり
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